認定基準について

目次

はじめに

全国優良探偵士会の認定基準は、
探偵の能力や人柄を評価するものではありません。

また、
特別な技術や派手な実績を
求めるものでもありません。

私たちが確認しているのは、
調査と報告が「第三者に説明できる形」で
一貫して成立しているかどうか
です。


認定基準の考え方

基準は「正解」を決めるためのものではありません。

調査の現場には、
案件ごとの条件・制約・判断があります。

そのため全国優良探偵士会では、
特定の手法ややり方を
一律に正解として定めていません。

代わりに、
どの方法を選んだとしても
説明が通る構造になっているか

を重視しています。


認定基準の全体像

全国優良探偵士会の認定基準は、
大きく次の3つで構成されています。

  1. 調査設計の基準

  2. 記録・報告の基準

  3. 依頼前後の説明責任の基準

以下で、それぞれを説明します。


① 調査設計の基準

「なぜこの調査なのか」が説明できるか

調査が始まる前に、
次の点が整理されているかを確認します。

  • 調査の目的が明確か

  • 目的に対して、手段が過剰・不足になっていないか

  • 法的に問題のある手法が含まれていないか

重要なのは、
最適かどうかではなく
選択理由が説明できるか
です。


② 記録・報告の基準

「あとから見た人」に伝わるか

調査報告書は、
依頼者だけが読むものではありません。

  • 弁護士

  • 裁判所

  • 第三者

が見る可能性を前提に、
次の点を確認します。

  • 日時・場所・状況が客観的に記録されているか

  • 写真・資料の位置づけが明確か

  • 主観と事実が混同されていないか

報告書は、
「分かる人に分かればいい」
という構造になっていないこと

が重要です。


③ 説明責任の基準

「何を約束していないか」が共有されているか

多くのトラブルは、
調査の内容ではなく
期待のズレから起きます。

そのため、
以下が事前に共有されているかを確認します。

  • 調査で分かること/分からないこと

  • 成果を保証していないこと

  • 調査の限界やリスク

これは、
依頼者を突き放すためではなく、
後から守るための説明です。


認定で「見ないこと」

全国優良探偵士会では、
次のような点は認定基準に含めていません。

  • 探偵歴の長さ

  • 会社の規模

  • 売上や件数

  • 派手な実績や広告表現

これらは、
調査の質や説明可能性とは
必ずしも一致しないからです。


認定は一度きりではありません

認定は、
継続的に基準が守られていることが前提です。

  • 運用状況の確認

  • 表記の使用状況

  • 重大なトラブルの有無

などを踏まえ、
必要に応じて
見直し・是正・停止が行われます。


この基準が目指しているもの

全国優良探偵士会の認定基準は、

  • 探偵を縛るため

  • 優劣を決めるため

のものではありません。

  • 調査を続けられること

  • 説明に追われすぎないこと

  • 依頼者と無理な対立を生まないこと

そのための
共通の土台をつくることを目的としています。

探偵向けFAQ

団体・立ち位置について


Q1. 全国優良探偵士会は、探偵を管理・統制する団体ですか?

いいえ。
探偵の業務を細かく管理したり、
指示・統制する団体ではありません。

私たちが扱うのは
調査と報告が「外部にどう見えるか」
という構造だけです。

日々の調査判断や現場運用は、
各探偵の裁量を尊重します。


Q2. 他の探偵団体や業界団体と何が違いますか?

多くの団体が、

  • 横のつながり

  • 情報交換

  • 業界全体の発展

を目的とするのに対し、
全国優良探偵士会は
「依頼者からどう判断されるか」
に特化しています。

内部向けではなく、
外部に対する説明可能性が主軸です。


Q3. 協会の考え方に共感しないと加盟できませんか?

思想的な共感や
理念への賛同は求めていません。

確認するのは、
実際の調査と報告が
基準として成立しているか

という点のみです。


認定・審査について


Q4. 認定基準は厳しいですか?

「難易度が高い」という意味では、
厳しさを目的にしていません。

ただし、

  • 調査の目的整理

  • 記録・報告の客観性

  • 依頼前の説明の整理

が曖昧な場合、
そのままでは認定されません。

基準は
実務が整っていれば自然に満たす内容です。


Q5. 特定の調査手法やフォーマットを強制されますか?

いいえ。
特定の調査手法や
報告書フォーマットを
一律に強制することはありません。

ただし、
なぜその方法を選んだのか
第三者に説明できるか
という点は確認します。


Q6. 探偵歴が浅くても認定されますか?

可能です。

探偵歴・会社規模・件数は
認定基準に含めていません。

重要なのは、
今行っている調査と報告が
基準として成立しているか

です。


Q7. 一度認定されれば、ずっと有効ですか?

いいえ。
認定は
継続的に基準を満たしていること
が前提です。

運用状況や
認定表記の使い方に問題がある場合、
見直し・是正・停止が行われます。


費用・実務への影響


Q8. 加盟費・維持費はどのくらいですか?

費用の詳細は
加盟案内ページで個別にご案内しています。

重要なのは、
費用対効果が合わない探偵に
無理に勧めることはしない

という点です。


Q9. 加盟すると、業務量や書類が増えますか?

新たな書類作成を
大量に増やすことはありません。

ただし、
これまで暗黙的に行っていた説明を
整理・言語化する必要はあります。

多くの場合、
それは業務負担の増加ではなく、
後のトラブル防止につながります。


Q10. 認定によって集客は増えますか?

集客効果を
保証するものではありません。

ただし、

  • 価格比較から外れやすくなる

  • 説明コストが下がる

  • 依頼者との認識ズレが減る

といった変化は起きやすくなります。


表記・リスクについて


Q11. 認定表記は自由に使えますか?

いいえ。
認定表記は
使用ルールに基づいて管理されます。

不適切な使い方や
誤解を招く表現があった場合、
是正・停止の対象となります。


Q12. 認定によって責任が重くなりませんか?

新たな法的責任が
増えることはありません。

むしろ、
基準を共有することで
期待のズレによるトラブルは
減りやすくなります。


Q13. クレームやトラブルがあった場合、協会は関与しますか?

原則として、
個別案件への直接介入は行いません。

ただし、
認定基準に関わる重大な問題が
確認された場合は、
運用の見直し対象となります。


加盟を検討する方へ


Q14. どんな探偵に向いていますか?

  • 説明コストを減らしたい方

  • 信頼を感覚ではなく構造で示したい方

  • 依頼者との認識ズレを減らしたい方

こうした方に向いています。


Q15. 向いていないのはどんな探偵ですか?

  • 称号や権威を求めている

  • 集客効果だけを期待している

  • 説明や整理を負担と感じる

こうした場合、
期待と合わない可能性があります。


最後に

全国優良探偵士会は、
探偵を評価する団体ではありません。

判断の基準を外部に置くことで、
探偵と依頼者の両方が
楽になる構造
をつくる団体です。

加盟の流れ・条件について

加盟までの全体像

加盟までの流れは、
次の4ステップで構成されています。

  1. 事前確認(情報共有)

  2. 加盟申請

  3. 認定審査

  4. 認定・表記付与

それぞれを説明します。


① 事前確認

いきなり審査には進みません

加盟を検討される探偵には、
まず 認定基準の考え方 を確認していただきます。

この段階で行うのは、

  • 認定が何を意味するか

  • 何を保証しないか

  • どんな使い方を想定しているか

の共有です。

ここで
「考え方が合わない」と感じた場合、
無理に次へ進む必要はありません。


② 加盟申請

書類は最小限です

加盟申請では、
次のような情報を提出していただきます。

  • 事務所情報

  • 調査・報告の基本的な進め方

  • 依頼前説明の考え方

  • 過去の調査報告書(形式確認用)

※ 実績数・売上・探偵歴は
 提出・評価の対象ではありません。


③ 認定審査

「優れているか」は見ません

審査で確認するのは、
以下の点です。

  • 調査目的と手段の関係が整理されているか

  • 記録・報告が客観的に構成されているか

  • 主観と事実が混在していないか

  • 依頼前に限界や非保証事項が説明されているか

重要なのは、
今の実務が、基準として成立しているか
という点です。


審査結果について

審査の結果は、
次のいずれかになります。

  • 認定

  • 一部修正後に認定

  • 今回は見送り

「見送り」の場合でも、
理由は具体的にお伝えします。


④ 認定・表記付与

認定後にできること

認定された探偵は、

  • 全国優良探偵士会 認定表記

  • 指定の認定ロゴ

を、
定められたルールの範囲内で使用できます。

使用目的は、
信頼を誇示するためではなく、
判断の前提を共有するためです。


加盟条件について

必須条件

  • 探偵業の適法な届出があること

  • 法令を遵守した調査を行っていること

  • 調査と報告が説明可能な形で行われていること


条件に含めていないもの

次のような点は、
加盟条件には含めていません。

  • 探偵歴の長さ

  • 会社の規模

  • 実績件数

  • 売上や広告規模

これらは、
基準の成立とは直接関係しないためです。


費用について

加盟費・維持費については、
基準の説明に納得した方にのみ
個別にご案内しています。

費用だけを理由に
加盟を判断することがないよう、
意図的に公開していません。


認定後の扱い

認定は「一度きり」ではありません

認定は、

  • 認定表記の使用状況

  • 運用上の問題の有無

などを踏まえ、
継続的に確認されます。

基準を満たさなくなった場合は、
是正・見直し・停止が行われます。


加盟を検討されている方へ

全国優良探偵士会は、

  • 権威が欲しい

  • 肩書きを増やしたい

という目的には
向いていません。

  • 説明を楽にしたい

  • 依頼者とのズレを減らしたい

  • 信頼を構造として共有したい

そう考える方に向いています。

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